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これから五年で中国の前途有望な十の業界とは?

海外ネタ

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photo by archer10 (Dennis) (56M Views)

これから五年で中国の前途有望な十の業界とは?

2015年1月に発表された中国の消費者物価指数の伸びはわずかに0.8%、中国は目下、デフレーションに直面しています。そんな中で、中国人投資家が最も気になるのは、今後五年間で有望な業界は何なのか?です。
今後、五年間で有望と思われる業界が特集されていましたので紹介します。

※為替レートとして、一元は約19円です。

1 インターネットサービス

ここ2年の間に、朽木を根絶やしにする勢いで伝統的な業界を刷新していっている。
巨大な資金が集中し、非常に大きな人材の需要によって、ここ2年の賃金曲線の上昇はほぼ垂直に近い。

一般的に、BAT(B:百度、A:アリババ、T:テンセント)を代表とする一流企業で、一級都市が勤務場所であっても、大卒初任給は決して高くはない。
しかし、仕事に尽力し、頭角を現せば、2、3年以内に簡単に年収10万元を超える。
三級レベルの会社であっても、15万元には到達する。
二級レベルなら20万元に届くか、それを超えるかといった感じ。

⇒伝統的な業界と比較すると、羨ましい給料水準のようです。

経験が5年を超えると、給料の各個人間での差はかなり大きなものとなる。

新興の業界なので、従来からある業界と異なり、コネクション、年功序列や学歴重視といったものもあまりなく、能力があれば、リーダーや重要メンバーにはすぐになれる。
そうなると年収はすぐに30万元に到達する。

もし他の人間と代え難いような基幹的な技術者(システム設計、バックエンド、フロントエンド、メンテナンスなどにおいて)となれば、年収が40万~50万元でも来て欲しいと思う企業はある。

現在、比較的人気があるのは、オンライン金融、オンラインショップ、動画視聴サイト、検索エンジンなど。

技術的に見ると、.netやc#といった旬を過ぎた技術以外に、別方向の技術、PHPJAVA、PMといった技術の需要もあるし、特にAndroidios言語のプラットフォーム開発では、いつも多くの就業の選択肢がある。
ビッグデータ開発、クラウドコンピューティング検索エンジン、モバイルネットワーク等の人気分野では、高収入の求人が大量にある。
上海、北京、広東省浙江省の給与水準が最も高い。

2 教育・訓練

中国の生産年齢人口の数は非常に多い。
そして、労働技術教育の需要もまた大きい。

中国人は子供に対する教育には全力を傾ける、中高生に対する補習を行う分野も非常に活気がある(塾かな)

3 農業

起業という点から考えると、中国の農村部は過去、ほとんど白紙の状態。
新農村、新郊外地区建設により、農村での需要、市場の新興が起こった。
そして、多くの起業のチャンスが生まれた。
農民の起業意欲の高まりだけではなく、都市部の人間や大学生の起業も起こっている。

都市部での起業のコストは高いが、農村部では安い。
自然という資源、労働力も十分にある。
各地方政府の農村部における起業に対する資金補助政策も増えている。

農村部における家畜の飼育、野菜の栽培などが都市部の人間にとって人気のあるアクティビティとなってきている。その市場は大きい。
都市部の人間の知識や技術、人材が求められている。

⇒都会の人間が農村部の自然の癒しを求めるようになってきたようですね。
特に中国の都市部は大気汚染などもありますから、そういった欲求が高まってくるのは当然かもしれませんね。観光農業や農業体験の出来るアグリツーリズムといった市場も形成されているそうです。

4 旅行業界

直近の3年間で、オンライン旅行業界の成長率は30%を超える。
従来の旅行社はオンライン市場をますます重視してきている。

Airbnbの中国の本格進出もありました。
中国のオンライン旅行サイトの数は非常に多いです(去哪儿网が最も代表的)。

旅行体験師という職業に対する需要は高まっている。
予測では2017年には、旅行業界の市場規模は、4650億元に達するとのこと。
旅行口コミサイトにますます注目が集まるとの予測で、旅行体験師の需要発展の余地は大きい。

⇒旅行体験師とは?

簡単に言うと、団体旅行に無料でついていって、旅行サイトに旅行の感想を書いたり、心得を書いたり、写真を載せたりする仕事のようです。
まあ旅行プランの魅力を文章等で表現するということでしょうかね。

5 文化娯楽産業

以前は、一つの映画の大作で、数百万元を稼ぐのは簡単ではなかった。
現在は、数千万元のコストの作品で、数十億元のチケット売り上げを達成できる。
このチケット売上げの背景には、現在、中国の人々が文化的娯楽を非常に求めていることがある。インターネットにより、新しい文化的なものが全土に一瞬で広まることも原因としてある。

6 バイオメディカル

中国の国家戦略として新興の業界。製薬技術を将来のイノベーションの主力とし、企業の革新的競争力としたいよう。

業界人の分析によると、少なくとも今後10~20年間は、中国のバイオメディカルが戦略として重視される傾向は続くだろうとのこと。ただ現在、バイオメディカルの分野では、レベル、投資額においてアメリカが一強であり、短期間の間にはこれは変化がないだろうとのことで、特許数においても一朝一夕で追いつけるものではないと書かれています。

7 健康管理

近年、中国の経済の堅調な発展により、生活スタイルが急激に変化している中、不健康な食生活や生活スタイルが中国人の健康に負の影響を与えている。
健康と病気の間にいる状態の人々が既に75%を超えており、死亡原因の80%が食生活と関係のある慢性病、肝硬変、糖尿病、高血圧等であるようです。
社会において健康に対する欲求の高まりに対して、健康管理師という職業が生まれた。
日本では、300人に1人の割合の健康管理師もしくは栄養士がいるとのデータがあり、人口比でいくと現在の中国は日本の半分の割合らしいです。
将来的には200万人の健康管理師が足りないだろうとの試算があり、人材が不足しているようです。

8 老人向け製品、サービス

製品、サービスを合わせた市場規模は毎年、約6000億元の規模。
しかし、提供する製品・サービスは1000億元の不足がある。
この需給の大きな差により、老齢産業の商機は無限と言われる。
中国ではこの高齢者向けの産業は歩みを始めたばかりで、この分野は老人ホーム、医療健康品、旅行、不動産などにも及び、各方面の製品、サービスの特化が急がれる。

9 スマート家電

潜在的な顧客は、中国国内で億を超えると言われているようです。
特に生活に品質を追求する若年層は、スマート家電に対する欲求も高く、最大の潜在的顧客である。2015年には、市場規模は1250億元に達した。
予測では、2020年には一兆元に達する見込みのようです。

⇒スマート家電って日本であまり上手くいっているイメージがないですが・・。
あくまでイメージですけど。

10 情報の安全技術

クラウドコンピューティング、モバイルネットワーク、ビッグデータ、モバイルペイメント等の分野のアプリケーションにおいて情報の安全はだんだん市場の重要な発展の方向性となっている。情報安全市場の規模は、2012年は166.58億元、2013年は186.51億、2014年は228.03億と毎年20%の速さで成長している。

⇒これは現在、中国でIT起業が多いので、まあ分かります。
以前の記事で中国でゲーム実況配信サイトの事に触れたり、動画視聴サイトが乱立している等書きました。Webサービスの起業が多いんでしょうね。
今は、スマホで支払いができるサービスも多いようですし。
そういった事業には必要になってきますよね。

 

中国が今後どういう方向を目指して発展しようとしているのか、そんな方向性が分かる10の注目の業界でした。やはり労働可能な年齢の人口が多くて発展途上にある国は勢いがあるように感じますね。今回はこんなとこで。